続パリ

歯医者との行き帰りのバスの中でヒドイ眠気に襲われた。昨日の帰りの電車の中でも、珍しく眠りこけてしまった。でも、とは言っても、今回は、あんまり時差ボケはない。なんと言っても現地で全然、適応しなかったからね。ホテルに帰ると風呂にも入らずに眠りについて、3時くらいに起きる、という生活だった。いつもしている腕立てや腹筋はお休み。顔を洗わない上に、カロリーの高い食事のせいで、今はいろいろ噴出して来ている。体重も増えているに違いない。

回想

2日目は、全体日程は午前中だけで終わり、別の予定のあるチームは昼食を急いで済ませる、というスケジュールだった。その予定も4時には終わり、5時には解散になっていた。
ヨーロッパの人たちは、そのまま帰国の途に着き、フランスの人は仕事に戻っていった。明日のフライトまで時間のある日本人は、連れ立ってパリの街へ。凱旋門が、長らくの補修から戻り、足場の着いていない、そのままの姿を現していた。屋上?には人影も見えるので、上ることになった。街全体の建物が低いせいか、凱旋門に上るだけで街中が見渡せる。ノートルダムからモンマルトル、デファンスまで、とは言っても、パリってあんまり大きくはないんだけどね。でも、この高さでこの景色は東京とはえらい違い。
夕ご飯は、シャンゼリゼ沿いのアルザス地方の料理のお店に入った。鴨を食べてみたけど、まぁ、こんなもんか、という感じ。他の人の食べていたリブステーキのアントレコートがおいしそうだった。リヨンで食べたアントレコートは、おいしかったし。

記憶

最終日、フライトまでの時間を使って、久しぶりにルーブル美術館に行ってみた。前回行ったのは、初めての海外旅行の時で、大学のころ。ちょうど10年前だね。
美術館とは言っても、エジプトやメソポタミヤのころの発掘品もあるので、博物館に近い。しかし、考えてみると、美術館と博物館を呼び分けるのは、日本だけか。大英博物館ルーブル美術館も、同じミュージアムだしね。大英博物館もそうなんだけど、美術以外の展示は、面白いは面白いんだけど、見ていて飽きてきちゃう。印象派とかの絵画は、オルセー美術館に所蔵されていて、ルーブルにはないしね。展示物が多すぎて疲れてきてしまった。時間がなかったこともあり、モナリザミロのビーナス、ニケの像を見て満足した。去年の6月にパリに来たときに行った、マルモッタン美術館くらいの大きさがちょうどいい。
ところで、ルーブル美術館に、中世のころのルーブルの石積みとかの展示がある。記憶では、大英博物館で見たと思っていた展示だった。記憶って曖昧なもんだ。

印象

今回、オフィシャルディナーのお店で、頭の上からシャンパンをひっくり返された。シャンパンだけではなくて、グラスも降って来た。なんか、お盆に脚の高いグラスを並べて、危なっかしく運んでいるな、と感じていた矢先だった。まさか、頭の上でやられるとは。
さらに、初めて空港までの移動にリムジンバスを使ったら、バスの中にマフラーを忘れてきた。気づいたのが、降りてからしばらく時間がたった後だったので、あきらめて見にも行かなかった。
なんか、ずーっと時差ボケだったのかね。なんとも印象の薄い出張だった。