食い倒れの街?

リヨンは、フランスで一番、3つ星のレストランが多い街だそうな。市内に2700のレストランがあるとか。食べ物がおいしいのはうれしいことだね。ブションというのが、伝統的なリヨンの食堂のことらしい。

リヨン風

昨日は、会議の公式レセプションのあと、そのブションに行って、いくつか料理を食べてみた。まぁ、レセプションでお腹いっぱいになっていたからね、そんなに頼まなかったんだけど、ポーチドエッグの入ったリヨン風サラダ、タルタルステーキとか、鳥の内臓のパテみたいなの(クネルというらしい)なんてのを何人かでシェアして食べてみた。
タルタルステーキは、生のものと、火を通したものがあって、生のほうは、マグロのタタキみたいな感じで、上に生卵の黄身が乗っているのもどこかで見たことのある姿。火を通したほうも中は生で、レアに焼いたハンバーグみたい。やっぱり、お腹を空かせて行かないとな。

これでもか

会議は、それぞれの部会に分かれているんだけど、昼食やコーヒーブレークになると、ホールに集まる。午前と午後、必ずブレークがあるのは、さすがだね。昼食も出て、最初にサンドイッチ系のものや、小皿のオードブルがこれでもかと出てくる。というか、ブッフェ形式でメインの料理がないというのが正直なところ。フランスパンはなかなかのおいしさ。
豆を裏ごししたムースとかクスクスみたいなの、全体的に材料が原型をとどめていないものが多い。なんか、いまいち満足感のない昼食。まぁ、ただで出してもらっているし、それなりにおいしいんだけどさ。お昼の時間もLunch & Learnと称して、ホールでプレゼンが行われている。料理片手にそれを見るんだけど、昼からワインが出るからね。あんまり、集中して聞ける雰囲気ではない。プレゼンターは大変そうだ。仮に英語が堪能であっても、こういうところでプレゼンをするのは遠慮したいもんだ。

公式レセプションは

リヨンの市庁舎で立食で行われた。なんか歴史のある建物だよな、という感じの建造物の中にあって、ルイ何世なんてころには、晩餐会が開かれてたんじゃないかと思ってしまう部屋で行われた。天井からはシャンデリアがかかっているし。でも、空調はあんまりよくなくて、200人近い人数が入ると暑くなってくる。こういうところでやるのも良し悪しあるね。
白ワインをカシスで割った飲み物が有名らしく、みんな、それを飲んでいるんだけど、どうにも甘い。レセプションとは行っても、出てくるもはサンドイッチばかりなので、適当なところで退散することにした。いくらパンがおいしくても、そればかりではね。まぁ、腹いっぱいにはなるんだけどさ。生の牛肉のサラダは、面白い。